今回は、TOEICを独学で高得点を取得する方法について解説していきます。
「TOEICって独学だけで大丈夫なんだろうか?」
「高得点を取るには、何かスクールとか英会話教室に行かないといけないのかな?」
という不安を抱いている方に向けの記事です。
インターネットで検索すると、TOEICのスクールの宣伝がいっぱい出てきます。
大体そのような宣伝には、「独学では大変!」だとか、「スクールに通わないと高得点が取れない!」みたいな、不安をあおるようなキャッチコピーを使っていたりします。
ですが、独学で高得点が取れないなんて絶対にありません。
私自身、市販の教材のみで短期間で800点を超えることができました。
今回は、記事タイトルにもある通り、TOEICはスクールとかに通う必要はなく、独学で大丈夫ですよって話をします。
というより、独学の方がいいですよって話をします。
たしかに、独学にもデメリットはあります。
一人で勉強するのは不安で辛いものですが、そのデメリットは克服することが可能です。
しかも独学には科学的に証明されているたくさんのメリットがあります。
今回は、
「独学にはどんなメリットとデメリットがあるのかを整理」したうえで、
「独学のメリットを生かす方法・独学のデメリットを克服する方法」を紹介していきます。
独学のメリット
まずは、TOEICを独学することにはどのようなメリットがあるのでしょうか?
TOEICを独学で勉強するメリットは主にこの2つであると考えられます。
独学なら、必要なところを重点的に勉強できる
「独学の専門家」である野口悠紀雄氏はその著書『「超」独学法』でこのように述べています。
「何をどれだけ知れば良いか」は人によってさまざまだ。
独学なら、知っていることは飛ばせる。そして、必要なことをいくらでも深く勉強できる。(野口悠紀雄『「超」独学法』角川新書、2018)
独学で学んできた人にとっては当たり前の事かもしれません。
しかし、この独学のメリットを改めて考えてみると、TOEICは独学に適した試験であることがわかります。
TOEICは「語彙力」がものをいう世界です。一見文法問題であると思われがちなパート5でさえ、半分の問題は語彙問題だったりします。(詳しくはパート5の問題分析の記事を見てください)
どの語彙を知っていて、どの語彙を知らないのかというのは人によってかなりバラバラなので、講義形式では語彙を身に着けるための授業は行われません。
語彙力は自分で何がわかってないかを理解して、自分で取り組まなくてはいけないのです。
一方で、TOEICの講義といえば、問題の解き方や文法が主な内容になります。というよりは、複数人に同時に授業するためにはその内容にせざるを得ないのです。
しかも基本的には、知っている分野から知らない分野まで、一通りの講義を受講することが求められます。
これはTOEIC対策には非常に効率が悪いです。
TOEICは語彙力が最も得点に直結するはずなのにそれを優先できず、知っているはずの文法の講義でさえも受けなくてはいけないからです。
ですから、TOEICは独学で必要なところを重点的に勉強していった方がいいのです。
独学の方が、理解力が高まり、知識の定着につながる
もう一つのメリットは、独学で勉強した方が、理解力が高まり、知識の定着につながるという事です。
「人から教えてもらった方が理解しやすいんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、実はそうではありません。
メンタリストとして有名なDaiGoさんは「超効率的勉強法」という著作でこのようなことを言っています。
・授業を聞きながらノートを取るような受け身の姿勢ではなく、進んで頭を使いながら学ぶ、これがアクティブラーニング
・科学的な学習において本当に大切なポイントはたった一つ、「アクティブラーニング」だけ
(メンタリストDaiGo『超効率勉強法』、学研プラス、2019)
アクティブラーニングってなに?って思った人もいるかもしれません。
アクティブラーニングとは、簡単に言うならば能動的に自分から行う勉強法の事で、授業を受けるだけのような、受け身的な勉強と対比されるものです。
そして彼が紹介しているのは、「講義形式で授業を聞くより、自分で勉強をした方が、科学的に正しい勉強法だよ」ということです。
理解力や記憶の定着という点からみても、独学の方が優れています。
一見、人から教えてもらった方が理解しやすいような気もしますが、科学的にみるとそれはあまり身につかない勉強法だという事です。
独学のデメリット
ここまで独学のメリットばかり紹介してきましたが、もちろんデメリットもあります。しかし、そのデメリットは克服可能です。
考えられる独学のデメリットは以下の2つといったところでしょうか。
・強制力がないから継続がキツイ
・自分で勉強カリキュラムを作るのが難しい
独学には強制力がない
強制力のある授業形式とは違って、独学には強制力がなく、自分で勉強をしなくてはいけません。
自分から進んで勉強するのが苦手な人や、単純に勉強が嫌いな人にとって、独学を継続するのはかなりキツイことです。
私も最初はなかなか一人で勉強をすることができませんでした。
ですが、自分の意思や得意苦手に左右されず、勉強を継続する方法というのがあります。
TOEICの勉強をモチベーションよらずに継続させる方法を解説した記事があるので、そちらを見てみてください。
きっと自分の力で勉強を継続できるようになります。
独学だと自分でカリキュラムを作るのが難しい
独学の場合、自分でカリキュラムを作る必要があります。
目標点数を達成するために、自分に何が足りていて何が足りていないのかを正しく把握し、足りていない部分を克服するためには何を勉強したらいいのか、というカリキュラムを自分で作る必要があります。
これがなかなか難しいんです。
目標点数を取得するためには、どの様な知識を身に着け、何を理解していなければいけないのかを知らなくてはいけないからです。それを自分で探し出すのはとても難しいのです。
そんなかたは、ぜひこのサイトの各パートの攻略記事を見てください。
各パートで何が問われてて、何を身に着けたらいいのかをガッツリ解説しています。
このサイトで目標には何が必要なのかを知って、自分の今の状態と比較をし、何を勉強するのかを決めていきましょう。
→トップページ・記事一覧
どうしても講義形式でTOEICを学びたいならば、スタディサプリ ENGLISH とかがおすすめです。
どの講義を受けるか、自分で選択できるので、無駄な講義を受けずに済むからです。
最後に自分のサイトの宣伝みたいな感じになってしまいましたが、何が言いたいかのかっていうと、TOEICは独学で勉強していくのが圧倒的におススメという事と、変なTOEICスクールの宣伝に騙されないように!!ってことです。
冒頭にも少し言いましたが、TOEICにはスクールや通信講座がいっぱいあって、人づてに聞いた話では、中にはとても粗悪なものもあるみたいです。
そのような通信講座やスクールの宣伝では、あたかも「TOEICは独学では無理!」みたいに不安をあおって、スクールや講座の成約につなげようとしてきます。
そのようなものには、絶対に騙されないようにしましょう!!
以上!最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
・必要なところを重点的に勉強できる
・理解力が高まり、知識の定着につながる