今回はディクテーションについて話していきます。
「ディクテーションって勉強が、TOEIC対策に役立つって聞いたんだけどなにそれ?」
「ディクテーションしたらTOEICの点数あがるの?」
って思ってる人に向けた記事です。
まずは、「ディクテーションってなんぞや?」って話からします。
「ディクテーションがどんな勉強法なんか知ってるよ!」
って方は、下の目次から、「ディクテーションのメリット」の章まで飛んでみてください。
ディクテーションって何ぞや?
ディクテーションとは、聞き取った英語を書きとるという英語の勉強法です。
「I have a pen.」って聞こえたら、「I have a pen.」って書きます。
それだけ。
主にリスニング対策として活用される勉強法です。
一言一句書き記すので、どこが聞き取れているか・どこが聞き取れてないかを明確にすることができ、書くことによって記憶の定着も図ることができます。
このディクテーション、いろんな人が試して、効果があることは実証済み。そのくらい有名な勉強法ですが、果たして、「TOEIC対策」としてみたときに、効果のほどはいかがでしょうか?
実際に試してみて感じた、「TOEIC対策としてディクテーションをする」ことのメリット&デメリットを紹介していきます。
ディクテーションのメリット
実際に試して私が感じたディクテーションの良いところは2つです。
無理やり集中させられる
ディクテーションは一語一語聞こえてきたすべての単語を正確に書き取らなくてはいけないので、集中せざるを得ません。
「リスニングするぞ!」って頑張って聞こうとしたのはいいけど、だんだんと集中力がなくなってきて、
気づいたら「今日ご飯何食べようかな~」とか別のこと考えてて、
ぼーっと英文を聞き流しちゃって、結局勉強にならない…
ってことがよくある僕にとっては、ディクテーションをすると無理やり集中する羽目になるので、これはメリットですね。
気合いとか根性で集中するってのは、よっぽど精神力が強い人でもない限り無理。
なので、自分が集中できるような勉強法をするってのは大切なことです。
何が聞き取れていないのかがわかる
ディクテーションをして、答え合わせをしてみて感じたのは、自分が思ったよりも英語を聴きとれていないという事。
特に冠詞(a,the)や前置詞。
TOEICでそれなりの点数を取れるようになって、「俺けっこう英語聞き取れてんじゃね?」とか勘違いしていましたが、半分くらいしか聞き取れていませんでした。
普段何となくリスニングをしているだけでは気づけないような、自分が聞き取れないところをはっきり自覚することができる。これもメリットですね~
ここまで読んで、
「あれ?ディクテーションのメリットすごくね?」
って思った人もいるかもしれませんが、
僕の正直な感想としては
「確かにメリットはあるけどディクテーションなんて二度とやりたくない」
です。僕にとってはデメリットの方が大きいからです。
ディクテーションのデメリット
ここまでメリット書き連ねておいてなんですが、ディクテーションのデメリットを書いていきます。
あくまでも個人の見解です。
ディクテーションはキツイ
とにかくディクテーションは疲れます。
全部を集中して聞かいて書かなくてはいけない。時間もかかる。
聞いて、書いて、答え合わせをしてみて、もう一回聞いて確認して・・・
という流れでやっていたら、たった数問で一時間たってしまいました。
「やってらんねえ!!!」
もう疲労困憊です。そのあとは何もする気が起きませんでした。早く書かなくではいけないので手も疲れましすね。
社会人の僕にとって、机の前に座って勉強する時間を確保するのも苦痛でした。
英語力がないと全然できない
私はTOEICで865点を取得していて、世間一般的には「英語力がある」と言われるはずの部類ですが、
全然ディクテーションはできませんでした。
「ツラいとかできないとか言ってないで、頑張ってできよるようになるまでやれよ!」
って思うかもしれませんが、仕事終わりの一日1時間ほどしか勉強時間が取れない僕にとって、ディクテーションは負担がでかすぎます。
あまりにもできないとやる気でないです。
時間かかるし、疲れるし、全然できないし・・・
ものの一時間で心が折れてしまいました。
ディクテーションは人を選ぶよね
どっちつかずの結論ですが、ディクテーションは人を選ぶよねって話です。
きっと、丁寧に時間をかけてコツコツと積み上げていける人にとっては、最高の勉強法なんでしょう。
あとは、TOEIC990点を目指してます!みたいな超人たちにも受けがいいかもしれません。「一言一句すべてを聞き取って、一問もミスしないぜ!」って心意気の人にとっては、ディクテーションはいい勉強なのでしょう。
でも、TOEICは細かいところまで聞き取ることができなくても、なんとなく聞き取れればある程度の点数は取ることができるし、無理にディクテーションしなくていいんじゃない?というのが私の感想です。
勉強する時は、自分が継続できる勉強法であること一番大切であると思うのですが、このような負荷が大きく時間がかかる方法では継続することは難しいんじゃないかなって思います。
このサイトでは、そんな怠惰で勉強嫌いな自分でも、TOEICで高得点をとれるようになった方法を紹介しています。
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