発音ができるようになるとリスニング力が向上するってよく言われますね。
発音ができる音は聞き取れるとかなんとかって話らしいです。
本当かな?と思ったので発音練習で最も有名な「英語耳」を使って1か月間発音練習をやってみました。
果たしてリスニング力は向上するのでしょうか。
その前に、「英語耳」がどんな参考書なのかを紹介します。
「英語耳」がどんな参考書なのかを知っている方は読み飛ばして「英語耳を使ってリスニング力は若干上がった、でも…」という章から読んでいってください。
英語耳ってどんな参考書?
英語耳とは、発音練習をするための参考書です。
あまり大きく鮮明には載せることはできませんが、このように発音をするときの口の形や発生の仕方を解説してくれてます。(あえてすこしぼやかしています。)
発音のポイントという説明欄を読んで、実際の単語例を使って発音練習をしていきます。
これは取り組みやすいです。
発音練習なんてまともにしたことがなかったので、当然発音はとても良くなりました。
自分でも「あ、なんかネイティブっぽい」って自分の発音に思うくらいです。
ネイティブ確認したわけではないのでうぬぼれかもしれませんが。
ではそんな英語耳を使って、リスニング力は向上したのでしょうか?
英語耳でリスニング力は若干上がった、しかし。
お前の体験談なんて聞きたくないから結論だけ教えろって人のために、先に結論を言います。
結論:少しだけ上がった
少しだけ上がりました(笑) いままでボヤっと聞いていたのが、クリアに聞こえるようになったことで、音の連結や脱落に気づくことができるようになりました。
でも…それがTOEICのスコアアップにつながるか、と言われれば答えはNOです。
なぜか説明していきます。
なぜ英語耳はTOEICのスコアアップにつながらない?
その前に一応私の英語力を紹介しておきます。
英語は話せないし、TOEIC以外のリスニング力は皆無
教材を使う人によって効果は違うので、すべての方に当てはまるわけではありません。
ですが、「英語耳」がTOEICのスコアアップにつながる人はほとんどいないと思います。
なぜか、それはTOEICのリスニングは細かいところまで聞き取る必要がないからです。
英語耳を使って私は、リスニングをよりクリアに聞き取れるようになりました。
しかし、それによって聞き取れたところが、答えの根拠になったと感じたことはありませんでした。
aとかtheとか、ofとか、聞き取れたからといって何になるのでしょうか?
英語力を向上させたい人にとっては重要な違いかもしれませんが、そんな細かいところが聞き取れたからといって、正答につながるわけじゃありません。
TOEICパート3・4の攻略記事で解説していますが、TOEICのリスニングは「話の流れ」や「具体的事項」を理解しているかどうかを問うています。細かい音の脱落や連結がわかるかどうか、なんてTOEICは問うてきません。
TOEICには「英語耳」は基本的に不要!
TOEICで満点以外狙っていない人、既に900点以上のレベルがあってブレイクスルーを狙いたい人以外にとっては、TOEIC対策として英語耳を使うのは、正しい選択とは言えません。
リスニングが聞き取れなくて困っているならば、単語の音と意味を結びつける訓練をしたり、速さについていけないならば1.2倍リスニングを試した方がよっぽど効果があるし、労力も少なく済みます。
詳しくはこの記事で解説してますので見てみてください→リスニングが聞き取れないときの対処法!
一か月間、ある程度の時間を割いてやった割には効果はありませんでした。
※あくまでTOEICの点数を伸ばすことが目的ならば、です
でも、「英語耳」は実生活には役に立った。
TOEIC対策には「英語耳」は正直適していないと思いました。しかし、実戦的なリスニング力を上げるためにはとても役に立ったと思います。
そもそも私は日常で英語を使ってないし、使う気もないですが、ふと聞こえてくる英語がかなり聞こえるようになりました。
隣に座ってる外国人の日常会話が、普通にわかるようになりました。
これはかなりびっくりしました。発音っておろそかにできないなあ…
でも、TOEICで点数を伸ばすことが目的ならばやめておこうって話しです。
と、一応英語耳をフォローしておきます。
今回は「英語耳」のレビューをしてみました。いかがだったでしょうか?
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