この記事では、TOEICリーディングパートの「時間」にフォーカスをあてて解説していきます。
TOEICは時間が本当にシビアなテストで、高得点者でも最後まで解ききることはかなり難しいくらいです。
TOEICで高得点を取るためには必須な、時間配分や時間の使い方について、ガッツリ解説していきますよ!
TOEICの時間配分(目安)
まずは、TOEICの大まかな時間配分を確認してみましょう。
TOEICリーディングの時間配分は、一般的に以下のようになります。
Part5 (30問) |
10分 (1問当たり20秒) |
Part6 (16問) |
10分 (1問当たり40秒) |
Part7 (54問) |
55分 (一問当たり60秒) |
得意・不得意によって若干時間配分は変わりますが、基本的には、以上のように時間配分をするのがよいとされています。
とはいっても、この時間配分通りに解き進めることができれば、苦労しないですよね(笑)
ほとんどの受験者は、この時間配分通りには解き進めることができず、時間が足りなくなってしまいます。
まずは、なぜ時間が足りなくなってしまうのか、その原因を追究しましょう。
時間が足りなくなる原因
TOEICで時間が足りなくなってしまう主な原因と、その解決法を解説していくことにしましょう。
いくちか主な原因を上げるので、「1つだけ当てはまる!」という方もいれば、「全部当てはまる!」という方もいるかもしれません。
解決した方法は全て実体験です
わからない問題に時間をかけすぎてしまう
パッと見て分からない問題だけども、「もう少し時間をかければ解けるかもしれない…!」と思ってしまい、余計な時間をかけてしまう。
もはやTOEICあるあると言っても過言ではないくらい、これが原因で時間が足りなくなる人って多いのではないでしょうか?
TOEICは、1問当たり数十秒で解いていかなくては間に合わない試験なので、わからない1問に時間をかけすぎては絶対にいけません。
かといって、わからない問題を捨てる決断をするのって、結構難しいですよね。
解決方法としては、ハッキリとした基準を作ることです。
といったように、ハッキリとしたあきらめるまでの基準を作ります。
「自分がその問題を解き続けたいか否か」という感情に任せると諦めがきかなくなるので、解き続けるかどうかの判断を「基準」に任せましょう。
私は、「大体10秒たったなぁ」って思ったら、消去法で「これは正解にはならんだろ」という選択肢を消して、残ったものの中から勘でマークしました。
なので、あきらめた問題であっても、消去法で選択肢を一つくらいは絞れたりします。
勘でもだいぶ正答率は変わりますよ!その根拠はこの記事で解説しています
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読むスピードが遅くて時間が足りない
「英文を読むスピードが遅くて時間が足りない!」というのもよくある原因の1つでしょう。
この場合は、
・英文を早く読めるように、単語の覚え方を変える
・ひたすら速さに慣れる
という2つの解決方法があります。
単語の覚え方を変える
英文を読むのが遅いことの原因は、「単語や表現のや字面・音」と「意味」がちゃんと結びついていないことにあります。
TOEICで出てきた単語を悩んで思い出している時間はありません。
えーっと、”complimentary”ってどういう意味だっけ… あ、「無料の」って意味だ!
TOEICで役に立つ単語力とは、”apple”という単語を見て、すぐに「リンゴ!」と意味が分かるレベルの単語力です。
「単語」と「意味」を強固に、直接結びつけることが大切です。
そんな単語の身に着け方は以下の記事で解説しています。
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速さに慣れる
読む速さを速くするには、普段から英文を速く読み、速さに慣れることがとっても大切です。
既に学習済みの英文でいいので、速く黙読・速く音読・速く聴く、ようにします。
人間は不思議なことに、速さに慣れることができる動物なので、速く英文を理解する訓練をするために、実際に速く口や耳・目を動かして英文を理解しようとします。
結構効果のある方法なのでぜひ試してみてください!
メリハリをつけて読んでいないから時間が足りなくなる
Part7(長文読解問題)では、メリハリをつけて読むことが大切です。Part7でメリハリをつけずに読んでいると時間が足りなくなります。
「メリハリをつけて読む」というのは、
解答のヒントにならなそうなところは大雑把に読み進めて、解答のヒントが書いてありそうなところを重点的に読んでいく
という事です。
Part7で通用するテクニックです。
Part7は、先に質問文や選択肢を見ることができます。
本文を読む前に先に質問を読み、何が問われるのかを把握してから本文の読解を行うことができます。
なので、読んでいて「ここは解答には関係なさそうだなあ」と思ったら、積極的にその部分を読み飛ばしちゃえます。
ここまで、TOEICで時間が足りなくなってしまう原因とその解決法を紹介してきました。
もう一つ、大事なことを補足しておきます。
それは、別に順番通り解く必要はないという事です。
TOEICのリーディングは順番通り解く必要ない
TOEICのリスニングは放送に合わせて順番通り解かなくてはいけませんが、リーディングは別に順番通り解く必要はありません。
・「Part5は時間をかけてもあまり点数を取れる見込みがないから、最後に回そっと」。
・「Part7はシングルパッセージ問題の最後よりも、マルチプルパッセージ問題(複数文書問題)の方が簡単なことが多いから、Part7は先に復習文書問題をやってしまおう!」
(※Part7は前半がシングルパッセージ問題、後半がマルチプルパッセージ問題になっています)
などなど、自分の状況に合わせて解く順番を変えるのも、無駄な時間をかけないための良い手段です。