Part6の問題の概要
まずは、Part6の問題の概要から解説していきます。
出題される問題は大きく分けると2種類です。
・Part5と同じような問題
・文補充問題
「Part5と同じような問題」というのは、Part5のような問題が、英語の長文の中に組み込まれているという問題です。(※Part5の問題については、Part5の記事をご参照ください。)
「文補充問題」とは、空欄に当てはめて最も文脈に合う英文を、4つの選択肢から選ぶ問題です。
それぞれどのくらいの割合で出るのかという事も決まっています。
Part6は一題当たり4問ですが、そのうち3問は「Part5と同じような問題」、1問は「文補充問題」になっています。
それぞれの問題の特徴と解き方を解説していきます。
Part5と同じような問題
Part6では、4問中3問が「Part5と同じような問題」です。
違いは、Part5の問題文は1文だけですが、Part6ではそれが文書の中に組み込まれているというだけです。
文書の中にあるからと言って特に苦手意識を持つ必要は全くなく、問題自体はPart5より簡単な傾向にあります。
追記:Part5よりも時制問題が若干多く出題される傾向があります!
選択肢が、”・have joined” “・will join” “・join” といったように、時制が違うだけのものが並んでいて、空欄がある前後の文書から、過去のことなのか、未来のことなのか、現在のことなのかを判断しなくてはいけない問題です。
解き方についても、Part5と同じ手順で解くことができます。
選択肢を先に見て、どんな問題かを把握してから、解いていきます。
Part5の解く手順の解説記事はこちら↓
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文補充問題
Part6で最も特徴的な問題、それは「文補充問題」です。
文書中の空欄に入るのに最も適した文を4択から選ぶというものです。
本文と選択肢両方の意味が分かっていないといけないからです。
「一つ正解を選ぶ」というよりは、「消去法で残ったものを選ぶ」という意識で取り組むのが「文補充問題」を攻略するポイントです。
問題作成者は「ゼッタイに不正解になる選択肢を作らなくてはいけない」という意図があります。
ですが、絶対に文脈的に間違いになる文というのは、そこまで多くはありません。様々な角度から見れば、文脈にあってしまう可能性が存在してしまうからです。
なので、正解の選択肢よりも、その「絶対に文脈的に間違いになる要素」をムリヤリねじ込んであるある不正解の選択肢を探す方が楽なのです
文選択問題は文脈を問う問題ですので、「文脈と絶対に関係ないもの」が不正解になります。
または、存在できない代名詞がいる場合も、不正解の選択肢です。(その前に男の人が出てきてないのに”He”が入っているなど)
700点以上の取得を目指してはいないという方は、この文選択問題は捨ててしまってもOKです。
かなり難しく、コストパフォーマンスが悪すぎる問題なので、まじめに解かないのも手です。
消去法で「これだけは絶対にないだろう」という選択肢を消したら、あとは勘でマークしてしまいましょう。
タイムスケジュール
では、Part6のタイムスケジュールについて解説していきます。
Part6にかけられる時間は、他のパートを解く時間を考慮すると、およそ10分です。
4つの文章が出題され、一つの文章当たり4問の計16問です。
したがって、1題当たり2分半、一問当たり40秒で解いていく必要があります。
パート6の文章は、パート5などに比べれば比較的簡単な傾向にあります。
パート7ほど文章が長くもないので、文を読むのにはあまり時間をかけずに、問題を次から次へと解いていく意識でいないと時間が足りなくなります。
・【1題当たり2分半】【一問当たり40秒】で解いていく必要がある
・文を読むのに時間はかけない/次々に問題を解いていく意識が大切
解き進め方
では、解き進め方について解説していきます。
Part6では、解いていく手順が悩みどころであったりするので、まずは手順を紹介します。
②空欄補充問題に当たったら、選択肢をみて問題の種類を判別。
②´文選択問題に当たったら後回しにして読み進める③文脈から答えを見つける問題ならその前後を見る
③´その文のみで答えがわかる問題ならその文のみを見る④最後に文選択問題を解く
まず文章を最初から読んでいきます。
空欄補充問題が出てきたら選択肢を見て、その問題が文脈がわかっていなければいけないものならば前後を読んで判断。
文脈がわからくてもその文のみで解ける問題なら、その場で回答。
→その判断の仕方は下記記事参照
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そして文選択問題は、出てきてもすぐには解かずに、最後に解きます。
文選択問題を、「文脈とは関係ないものはどれか」という視点で絞っていくとすると、後回しにして全体像が分かってから取り組んだほうが効率的だからです。
この手順で解くと、問題と質問を行ったり来たりする時間をできるだけ短く、解きやすくすることができます。
人によってどの解き方が合うのかは変わるので、いろいろな方法を試して、自分に一番合うものを見つけることも大切です。
Part6の対策
TOEICPart6の対策は、実はあまり必要ありません。Part5やPart7の対策をしていく中で、Part6を解く力が自然にだんだんとついていくからです。
Part5と同じような問題の対策
この問題はその名前の通り、基本的にはパート5の対策だけで十分です。
Part5との違いは
- 時制を問う問題が多い
- 文にまたがって解答の根拠を探さなくてはいけない
この2つくらいしかありません。
ですから、Part5でしっかり問題を解けるようになる力が身につけば、Part6で苦労をすることはほとんどありません。
パート5でしっかり問題を解けるようになるためにどうしたらいいかは、パート5の勉強法の記事で解説しています。
「Part6だけを重点的に勉強する方法」をこの記事の最後に紹介しています。
文選択問題の対策
文選択問題で必要な力は、「文章の内容を理解する力」と、「選択肢の文を理解する力」です。
この力はパート7の対策をしている中で自然と身についていきます。
なぜかというと、Part6で出題される文書形式は、Part7によく出てくるもので、しかもPart7より簡単な傾向があるからです。
文を理解するために必要なものは単語力です。まずは単語力を鍛えましょう。
単語力を鍛えるのにおすすめなのは、金のフレーズをやりこむことです。
詳しくはTOEICパート7の勉強法の記事で解説しているので、見てみてください。
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Part6を重点的に対策する方法!
では、TOEICPart6Partを極めたい人向けにPart6を重点的に対策する方法を紹介します。
パート6の問題の解説・解き方を詳細に解説しているもので、初心者~中級者に一番おススメの教材はスタディサプリのTOEIC対策コースです。
パート6の概要から学習法、問題種類別の具体的な解き方の講義動画を見ることができます。講義をしているのは、関先生というTOEIC対策の本を何冊も出版されている講師で、その講義がとってもわかりやすいです。
知っている人も多いかもしれませんね。
1講義当たりの時間も短く、スマホでも手軽に見れるので、勉強効率は非常に高いです。
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月額料金がかかりますが、いろいろな教材を買ったり何回も受験したりするよりは、これ使った方が確実に安く済みます。
初心者ではないけども、なんとかPart6を重点的に対策したいというは「究極のゼミシリーズ」を選ぶとよいと思います。Part5と一緒になってしまっていますが、Part6の解き方をある程度体系的に学ぶことができます。
書店で買うと、この究極のゼミシリーズはけっこう高いですが、Kindle版はかなり安いので、電子書籍に抵抗がない人にはKindle版をおすすめします。
今回は、Part6の勉強法と教材を紹介しました!
この記事が皆さんの点数が伸びるお手伝いになれば嬉しいです。
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