今回の記事は、ちょっとマニアックなテーマで、TOEICPart3&Part4のパターン化についてです。
TOEICの問題を分析してみたら、Part3&Part4は実はかなりパターン化していることがわかりました。
パターンをおさえるだけでかなり問題を解くのが楽になります。
僕が感じたメリットは以下の3つです。
- 英文を部分的に聞くだけで全体像がつかめる。
- 質問文の先読みをするときに頭に入りやすくなる
- 質問文の先読みができなかったとしても、どこを聞き取れればいいのか大体わかる。

この記事では、そんなPart3&Part4のパターンについて解説していきたいと思います!
※この記事は、Part3&4の問題形式をある程度知っている人向けに書いています。問題を知らない方は、TOEICの問題をPart別解説した記事から読んでみてください。
Part3&Part4のパターン化
さっそく結論からですが、TOEICPart3&Part4では「話の展開」と「質問の内容」の2つがパターン化しています。
- 話の展開がだいたい同じ
- 出題される質問がだいたい同じ
それぞれについて、具体的にどうパターン化しているのかを見ていきたいと思います!
Part3&Part4は話の展開のパターン化している
まずは1つ目の、「話の展開がパターン化されている」という特徴について詳しく見ていきます。
Part3だと会話、Part4だとスピーチが放送されるわけですが、その話の展開が大体決まっているっていう話です。
さっそく結論からいうと、Part3&Part4では、ほとんどが「テーマの提示→追加情報→次の予定」という展開で話が進んでいきます。
TOEICPart3&Part4の話の展開は、
- 話のテーマの提示
- 追加情報の紹介
- 次の予定
という順番で進んでいく!
具体的なイメージを掴んでもらうために、公式問題集の改題を日本語訳したものをつかって解説していきます。
話の展開がパターン化している問題例
女:やあジョン!先週の会議はどうだった?
男:やあモリ―。会議はとてもよかったよ。先方が私たちの商品を気に入ってくれてね。発注が決まったよ。
女:それはおめでとう!
男:君の商品開発があってこそさ。ありがとう。急いで発注の準備をしなくっちゃ。モリ―、手伝ってくれるかい?
女:もちろんよ!
最初には、話のテーマが提示されます。
ここだと、「先週の会議」についてです。
次にそのテーマに関する追加情報がでてきます。
ここでは「先週の会議」というテーマに対して「先方が商品を気に入り、、発注が決まった」という追加情報が出てきます。
そして最後に次の予定が述べられます。
ここでは、「ジョンが取り掛かる発注の準備をモリ―が手伝う」です。
このように話の展開が、話のテーマの提示→追加情報の紹介→次の予定という流れになります。
これはPart3&Part4で共通で、しかもほとんどの問題で見られる特徴です。
この話の展開を覚えているだけでも、かなり問題を解きやすくなります。
TOEIC公式問題集のテスト6回分を分析してみると、66/69問がこの話の流れになっていました。およそ96%の問題がこのようになっており、問題が公表されていないので数は数えられませんが、本試験でも同様に出題され、通用しています。
Part3&Part4は質問がパターン化している
次に2つ目、「質問のパターン化」について詳しく解説していきます。
Part3&4では、1題あたり、3問の質問が出題されるわけなんですけども、その質問の内容がだいたい決まっているよって話です。
先程、話の展開が決まっているということを説明しましたが、それによって、質問の内容もパターン化されます。
話の展開が、話のテーマ→追加情報→次の行動になっていることによって、質問も話の展開に沿って、「テーマに関すること」「追加情報について」「次の行動」の3つになります。
- テーマに関すること(テーマから推測可能なこと)
- 追加情報について
- 次の行動について
先程紹介した問題例から、どの様な質問が考えられるか、予想してみたいと思います。
女:やあジョン!先週の会議はどうだった?
男:やあモリ―。会議はとてもよかったよ。先方が私たちの商品を気に入ってくれてね。発注が決まったよ。
女:それはおめでとう!
男:君の商品開発があってこそさ。ありがとう。急いで発注の準備をしなくっちゃ。モリ―、手伝ってくれるかい?
女:もちろんよ!
話のテーマに関する質問
話のテーマは「先週の会議」でした。
なので質問としては・・・
「ジョンは先週何をしたのか?(A.会議に行ってきた)」
「ジョンの職業は何か?(A.サラリーマン)」
といった質問が考えられそうです。
追加情報に関する質問
追加情報は「先方が商品を気に入り、発注が決まった」ということでした。
なので・・・
「会議はどうなったのか?(A.成功した)」
「なぜ発注をするのか?(A.先方が商品を気に入って、取引が成功したから)」
といった質問になりそう。
次の予定に関する質問
次の予定は「ジョンが取り掛かる発注の準備をモリ―が手伝う」です。
「モリ―は次に何をするか?」
「ジョンは次に何をするか?」
という質問になりそう。
TOEICで出題されるすべての質問がこの3種類に分類できるというほどではないのですが、95%はこの3種類の質問しか出てこないと思ってもらって構いません。
Part3&Part4のパターンをおさえるメリット
かなりマニアックなテーマでしたが、なんとなく理解してもらえましたでしょうか?
冒頭にも言いましたが、このパターンをおさえると、こんなメリットがあります。
- 英文を部分的に聞くだけで全体像がつかめる。
- 質問文の先読みをするときに頭に入りやすくなる
- 質問文の先読みができなかったとしても、どこを聞き取れればいいのか大体わかる。
僕はこのパターンをおさえるようになってから、だいぶ解くのが楽になりました。
下のPart3&Part4を分析した関連記事もあわせて読んでもらえると、よりメリットが実感できるハズです!



パターンを身に着ける方法
手っ取り早くこのパターンを身に着けたい人は、公式問題集の「日本語訳」をひたすら読んでいくと良いです。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました!
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