TOEICの長文を速読するちょっとズルい方法とは?

この記事では、TOEICの長文を早く読む方法を解説していきます。

TOEICは時間との勝負です。したがってリーディングパートにおいては、英文をいかに早く読むことができるかが勝負の分かれ目になります。

特にパート7は最後まで問題を解ききることが非常に難しいとされています。

しかし、TOEIC限定で可能な、長文を早く読む方法があり、それを利用すれば英文を読むのにかかる時間を大幅に短縮することができます

その方法の注意事項を先に述べておきます。

この速読法を使えるのは基本的にTOEICだけ。他の試験に適用できるとは限らない。
この方法を使うと満点を目指すのはちょっと厳しい。800点程度までならば非常に有効。

一応、この2点だけ注意して読み進めてください。

では早速本題から入ります。今まで英語をちゃんと勉強してきた人にとっては少し抵抗のある方法ですが、最後にそれが通用するのはなぜかという根拠も説明しますので、最後まで読み進めてみてください。

TOEICの長文を早く読む方法!

次の文を読んでみてください。

Statistics are very persuasive tool.
統計学はとても説得力があるツールだ。

この1文で読み取るべきなのはどこでしょうか。

「Statistics=統計学」「persuasive=説得力ある」この二つのみです。他の単語は不要です。

びっくりした人が多いかもしれません。

でも、読み飛ばした”are” “very” “tool” これらは、TOEICでは解答の根拠にならないのです。

ちょっと考えてみていただきたいのですが、例えば、”very”が解答の根拠になる質問ってどんな質問でしょうか?

統計学はどのくらい便利なツールですか?
(A)とても便利
(B)すこしだけ便利
(C)まあまあ便利

veryを読み取らなくてはいけない時って、このようなばかみたいな質問が出題されるときだけなんです。

このような質問はTOIECでは出ません。(もし出題されていたらコメントで教えてください)

なので、TOEICでは加減を表す単語は読み捨てることができます

 

be動詞も関係ないですね。be動詞は “=(イコール)” くらいの意味しかないと思ってもらって結構です。be動詞も読み捨てましょう

 

toolはどうでしょうか?

統計学はとても便利な何であると言っていますか?
(A)学問
(B)道具
(C)人

(C)の選択肢はともかく、学問なのか道具なのかという事は文脈によって変わってきそうな気もする・・・?、かもしれませんがそれでも”tool”は読み飛ばして大丈夫です。

なぜかというと?状況設定から当然にわかる事だからです。

学問の話題なら(A)だろうし、ビジネスの話題ならば(B)です。

そもそもの話ですが、このような質問は出ません。
TOEICの問題は、絶対に誤答になる選択肢を3つ作ってありますが、統計学は学問であること、分析のための便利な道具であること、これらは周知の当然の事実であり、本文中でもそれを大前提として話しています。ですから、学問も道具も両方を「絶対に不正解」とは言い切れません。なのでこのような出題はあり得ないのです。

仮に出題するとしたら、「アンディは統計学をとても便利な何だと思っていますか?」のように、特定の人の発言に限定した質問にせざるを得ませんが、TOEICではこんな稚拙な問題で英語力を測ろうとはしません。

 

・be動詞
・加減を表す単語
・状況設定から明らかな単語
全部読み飛ばしてOK!

つまりこの文を頭の中で、「統計学は、とても、説得力がある、ツールだ」と読むのではなく、「統計学、説得力ある」これで十分です。圧倒的に時間を短く、労をかけずに英文を読むことができます。

なぜこの長文速読法が通用するのか?

なぜこのような長文速読法が通用するのかという話を補足したいと思います。

TOEICを受けたことがある人わかるかもしれませんが、基本的には本文を隅から隅まで読まないと解けないような問題は出題されません。

重箱の隅をつつくような問題は出ないのです。

ですので、be動詞、加減を表わす単語(この場合very)、状況設定から明らかな単語(この場合tool)これらは回答の手掛かりにはなりません。

そもそもの話ですが、日本語で文章を読むときでさえ、実は全部の単語を読んでいるわけではありません。重要な部分を無意識的にピックアップして読み進めています

英語だって同じです。言語というものはそういうものなのです。

ですから、文脈から外れた重箱の隅をつつくような問題を出題することは、英語力を測りたいTOEICの目的から外れているのです。
そのような問題を出題することは、英語力ではなく、間違い探しの力を測ってしまっているだけなのです。「ウォーリーを探せ!」と同レベルです。

 

長文速読をさらに実践的にする

長文の速読する方法と、それが可能になる理由は理解していただけたかなと思います。
では次は、長文速読をより実践的な方法に落とし込んでいきましょう。

TOEICの長文といえばパート7ですので、パート7を例に挙げて説明していきます。
(パート6も長文がありますが、パート6はどちらかというとパート5の延長線上のような問題が多いので、パート6の説明は割愛します。)

パート7の長文速読法

まずは、パート7の基本的な解く流れを説明します。

文書形式を確認(メールなのかチラシなのか、申し込み書なのか?)

文書のタイトルを確認してテーマを把握する。

質問を一通り先に読む

どこに質問の根拠がありそうかをざっくり検討をつけておく

文書を読み始める

この解く流れは、詳しくはTOEICパート7の攻略の記事で説明していますので、よかったら見てみてください。

ここで注目していただきたいのは、質問を先に一通り読んでいる所です。

質問を先に読むことで、何が問われるのかを先に理解することができるだけではなく、パート7で出題される文書形式の特徴によって、どこに質問の回答の根拠がかかれているのか、ざっくりと検討をつけることができるようになります。
(※詳しくは上記リンクのパート7の攻略の記事参照です。)

そうすればどこが問われるのかを頭の中に入れることができるので、これは設問と関係がない箇所は積極的に読み飛ばしていくことができるようになります。

パート7の形式と話の流れは決まったパターンであることが非常に多いのでこのような方法を取ることができます。

この方法と、長文速読法を組み合わせて読んでいきましょう。

設問を見て、解答の根拠が書いてありそうなところでは、質問の根拠に関係がありそうな単語に注意を払いながら、速読法を基本にして読んでゆく。

・解答の根拠にならなそうな部分では、先程の例の「statistics」「persuasive」のような主要単語だけを読んでいき、文の流れの把握だけに努める。

そうすると、英文を読む時間をグッと短縮することができます。

ただ全文を速読法で読んでいくのではなく、設問の先読みによって解答の根拠になりそうな部分を絞って、しっかり読む部分と文の流れだけよみとる部分に分けて読めば、精度をより高めて読み進めることができます。

TOEICの長文を速読=読むところを少なくする

TOEICにおける速読とは、早くたくさんの文書を読むことではありません。読むところをいかに少なくし、効率良く読み進めていくかという事なのです

パート7はおよそ55分間、英語の長文とにらめっこしなくてはいけません。すべての英文を最初から最後までしっかり読むと疲れるし、時間も足りなくなってしまいます。

細かいところは聞かれないという事を頭に入れて、設問を先読みしてから、読むところを絞っていくという方法が、時間を短縮できる方法です。

全文とにらめっこして得をするのは、満点や900点以上をめざしている猛者のみです。そこまでの英語力がないならば、そのような人たちと同じ読み方をしていると確実に時間が足りません。

これはTOEICの問題傾向が決まっているからできる読み方であって、大学入試や他の英語の試験で有効とは限らないので注意してください!

読むところを絞って、判断材料を絞って、できるだけ効率よく読み進めていきましょう!

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